「Last note」〜特性を持つ者へ〜4
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視えそうで視えないナンバーの前に、

真っ暗なフードを被った人影が現れた。

『見セナイヨ!…オヤツノ時間二、
CSSデ、マッテテネ!』

ピエロのお面を被ったそいつが
ヘリウムガスで変わった声で俺に話かけたのだ。

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「……っっ!?」ゾク……ッッ!!

背筋が凍るような感覚に襲われた瞬間、俺は我に返った…。

「…なんだよ、今の…?」

心臓がドクドクと鳴る…。
怖い夢から覚めた時のような感覚に、
俺は動揺していた。

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