「Last note」〜特性を持つ者へ〜4
結局、気になって殆ど寝れなかった俺は
朝起きたレナさんを問い詰めると、
キャバクラ時代のお客さんだと言うのでケンカに発展してしまったのだ。

「俺がキャバクラで仕事してた事実が嫌なの知ってるだろ!?」

「ぢゃあ無視でもすれば良かったの!?
そもそも、害のある人ぢゃない!!」

「あぁそうだろうな!俺の夜の誘いを断るくらい魅力的な人だったんぢゃないのか?!」

あのタイミングで、
俺にとってだいぶ"夜の断り"はダメージがでかかった。昨日の事といい、レナさんがもしかしたら浮気をしたのかとまでさえ思ってしまう…。

「……遥斗、私が浮気したとでも思ってるの?」
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