「Last note」〜特性を持つ者へ〜4
「…円香は、難波さんの事をどう思ってるんだ?」

矢崎さんの歩いてた足がピタリと止まった。

「じゅっ…10も歳離れたオッサンに、
ときめいたりなんかしないもん!!」

顔を真っ赤にしている様子を見ると、
案外悪くない…のか?

「…素直になれよ、円香。顔赤いぞ?」

「なっ!違う!これはぁっ!!」

ムキになって反論しようとしてきたのが面白くなってもう少しからかいたかったが、
目の前に「EDEN」の看板が見えてきた。

ー時刻17時。
俺と矢崎さんの潜入捜査開始だ。
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