音楽と私

それから、一年後

私と心愛と隼人は2年生になりました。
この学校はクラス替えがなく、1年生の時のメンバーとかわりません。

そんな、このクラスに転校生が来ました。

「えー、転校生がいる。皆、仲良くするんだよ。入ってきて」

と、担任の紅月先生が言います。
1人の少年が……いえ、青年が教室に入ってきました。
私は彼を知っています。
彼の名前は……

「初めまして、オレの名前は市柳響(いちやなぎきょう)。此処に、漢字が一緒の響(ひびき)って子がいるけど、オレの名前はキョウなんで間違えないで下さい。よろしくお願いします。」

キョウ……来るのが遅いです。

「ただいま響。」

「おかえりなさいキョウ。」

音楽学校でキョウに出会って数日後に、私はまさかキョウからプロポーズを受けました。
もちろん、直ぐに承諾しました。

私もずっとキョウが好きだったから。

それから1年後、
私達4人は、無事に音楽学校を卒業しました。
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