【完】さつきあめ〜2nd〜

「うん。色々な人と出会って
俺が思っていた。いや、それ以上のキャバ嬢になったなぁ~って」

「ふふ。光の新店に欲しくなったでしょ?
なんて言ったって光は初めはあたしを利用しようとしていたもんね~!」

「それを言うなよ…。
まぁ事実だから仕方がないけど。
全然俺の店に来なくていいけど、俺やっぱキャバ嬢って尊敬するわ。
世間からは中々認めてもらえないような仕事だとは思ってるけど、夕陽や頑張ってる女の子たち沢山いるもんな。
それより今日は同伴入ってるんだろ?時間指定してくれたら近くまで送って行くよ」

「いいよ、本当に
光だって新店の事で忙しいんでしょ?
あたしなら平気だからさ。送り迎えなんてしてくれなくていいんだよ」

「好きでしてるんだけど」

「ほんとーに!!!
今日は同伴前に服見たりしたいと思ってたし…」

「そっか…ならいいけど。気をつけろよ」

「心配性だな~!!」

「キャバ嬢に物騒な事件も多いしな」

優しさは嬉しかった。けれど少し息苦しくもあった。
こんなはっきりしないわたしをそれでも好きだと言ってくれた。その想いに応えられずにいたのも事実で
どんなに明るく振舞っていても、その空間が居心地良くて、どれだけ楽しい時間が流れたとしても


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