未来へ
ユニット型の特別養護老人ホームで働き始めて最初の試練が待っていた。
何よりも大変だったのが職場の人のペースに合わせる事やトランス(車椅子からベッド移乗介助)がいちばん大変だった。周りの人は歩く事が早かったりして体が追いつかなかった。トランスの時は常に足元に気をつけないと脱臼に繋がってしまうので車椅子の角度は常に20度から30度の位置でゆっくりと足元を確認し回転しながらやった。課題を少しずつだけど、克服してきた。
再脱臼する事が恐怖で不安でたまらなかった。
私は大丈夫と心の中で唱えた。
そんな恐怖と戦いながら職場では皆に負けないぐらい何倍も努力した。
体が慣れるまで時間が掛かったけど、1年後、皆に追いつく後が出来た。
一年後の目標は皆が家族のように慣れて入居者さんが笑顔になれるようなユニットを作りたい私自身の目標だった。
そんな矢先に、左膝の痛みに襲われる事を知らずに・・・
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