未来へ
皆と違って歩くスピードが遅く、常にサポーターをしてないと中学生時代の脱臼した時の恐怖感がフラッシュバックのように思い出してしまう。
トランス(移乗介助)の時は方向転換をする時にゆっくりと体の向きを回転させながらやった。
こんな時に職場の人と自分との差を感じてしまう。
サポーターをしていると、しゃがんだりした時に足が痺れちゃったり、痛みが時々、出たりして長時間しゃがむ事が難しい。
違和感や痛みがある時は体が疲れやすい為、時々、トランスが出来ない時がある。この3つが私にとっては周りの人と違う大きな壁だった。
そんな大きな壁を乗り越える為に毎日、頑張った。
トランスの課題だけは乗り越えられたけど、膝の不調だけはどうにもならなかった。
そんなある日、自分と他の人を比べたらダメな事に気づいた。
皆と違うかも知れない。同じ人間なんていない。
だから、私は私のまんまでいいと思う。
私は自分と皆を比べる事を辞めた。
なぜなら、ハンディキャップがあっても私は私だし色々な人がいてもいいと思う。
今日も明日も何があるか分からないけど、前向きに生きる。
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