彼女は空を見上げていた。
ただ、色味のない部屋で最後まで彼女の手を握っていたことだけは覚えている。



流れた涙を拭いてあげた記憶はない。



ただ、あの病室で彼女の誕生日が終わるまで泣きはらした記憶だけはある。
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