目が覚めると君がいた【短】



「私は陸哉が…」



岸部はバッと顔を上げる



「やめた…思い出すまで言わない~」


「へ…?」


「だから思い出してね?んじゃね」


「おい…!」



なんなんだ?

でも…
無理に笑ってた…

岸部は俺になんの関係が
あるんだろう…



あれが
岸部の本音なのかな…

だとしたら
相当悲しんでるんだろう


悲しませる言葉を
また言うけれど


ごめん…



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