突然ですが付き合ってみるとかどうですか。
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なんだかその言葉を聞いて琴音はウキウキした自分がいることに驚く。
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自分自身、まだ本当に好きなのかと聞かれるとよくわからない。でも、彼とならと思って付き合ったわけだが、そんな自分の心境がよくわからずついていけない。
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彼にはさっきこの心の気持ちを素直に話したが、それでもいいと言ってくれた。自分を好きになってもらうために努力すればいいこと。
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そう話す彼はなんだか魅力的だった。
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『ところで琴音ちゃん、敬語で話すのやめよっか。僕たち付き合ってるんだし。名前もほら、呼び捨てで呼んでみて!』
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「えぇっ?そ、そんなの急に無理です。名前もだなんてハードルが高いです。」
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そう言い琴音は顔に熱が広がる感覚が伝わってきた。
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