恋の宝石ずっと輝かせて2
激昂したトイラは、かつての黒豹のごとく敵を容赦しない。
ずっと戦ってきた感覚は忘れてはいなかった。
黒豹には変身できなくとも、身は軽くカネタの動きよりも早かった。
カネタは顎を蹴られ、腹をつかれ、よろめきつつあった。
その時、手から尖った爪を出し、トイラを斬りさこうとした。
トイラは間一髪のところでかわすが、武器をもってない分、動きが慎重になってしまった。
「やはり、お前はただの人間じゃないな。獣の力が備わってる」
トイラは鋭い目つきでカネタを睨む。
「それがどうだっていうんだよ。悔しければお前も獣の力を使ってみろよ」
トイラに爪を向けカネタが飛び掛かろうとしたときだった。
ふたりの間に邪魔をするものが雷が落ちるごとく瞬時に割り込んできた。
「この山で争いごとをする者は許さん!」
両者の争いを止めるごとく、それは突風を起こして二人を突き放す。
トイラは手を前に組んで衝撃を和らげようと踏ん張った。
カネタはバランスを崩して後ろに吹っ飛ばされていた。
そして顔を上げたとき、カネタは目の前の巫女の姿をした人物に目を見開いて、驚きを隠せないでいた。
「キイト、落ち着け」
トイラが叫ぶ。
「誰だお前は」
キイトは目を凝らしトイラを凝視する。
生意気そうな雰囲気。ワイルドに跳ね上がった黒い髪。そして緑の澄んだ瞳。
ユキを通して話をしてきた人物――トイラ。
キイトが状況を飲み込むにはそんなに時間がかからなかった。
ずっと戦ってきた感覚は忘れてはいなかった。
黒豹には変身できなくとも、身は軽くカネタの動きよりも早かった。
カネタは顎を蹴られ、腹をつかれ、よろめきつつあった。
その時、手から尖った爪を出し、トイラを斬りさこうとした。
トイラは間一髪のところでかわすが、武器をもってない分、動きが慎重になってしまった。
「やはり、お前はただの人間じゃないな。獣の力が備わってる」
トイラは鋭い目つきでカネタを睨む。
「それがどうだっていうんだよ。悔しければお前も獣の力を使ってみろよ」
トイラに爪を向けカネタが飛び掛かろうとしたときだった。
ふたりの間に邪魔をするものが雷が落ちるごとく瞬時に割り込んできた。
「この山で争いごとをする者は許さん!」
両者の争いを止めるごとく、それは突風を起こして二人を突き放す。
トイラは手を前に組んで衝撃を和らげようと踏ん張った。
カネタはバランスを崩して後ろに吹っ飛ばされていた。
そして顔を上げたとき、カネタは目の前の巫女の姿をした人物に目を見開いて、驚きを隠せないでいた。
「キイト、落ち着け」
トイラが叫ぶ。
「誰だお前は」
キイトは目を凝らしトイラを凝視する。
生意気そうな雰囲気。ワイルドに跳ね上がった黒い髪。そして緑の澄んだ瞳。
ユキを通して話をしてきた人物――トイラ。
キイトが状況を飲み込むにはそんなに時間がかからなかった。