幸せの華
_____ガチャ


「理央、大丈夫かよ」
「楓…」


理央の部屋に入る楓。
楓は理央のそばまで近寄った。


「何が起きてる」
「分からない。けど熱いのよ」
「熱い?何が?」
「血…。なんか全部新しく作り替えてるみたいな…?」
「どういう事だよ」
「私だってわかんないわよ。
1つ心当たりあるとすれば麗華の覚醒になにか関係があるということだけね」
「そうか…」


楓は理央に背を向け部屋の入口に向かって歩き出す。


「帰るの?」


そんな楓に声をかける。


「あいつらがテンパってるみたいだし部屋連れて帰るわ」
「……なんやかんや皆のこと、大好きなのね。」
「うるせぇ」


楓は少し照れくさそうに頬を緩め部屋を出た。
そして楓の顔は一気にしまる。
今までに嗅いだ事の無い甘い匂いと血の匂い。
気を抜くと理性が飛びそうだった。
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