学校一クールなキミのお世話係になりました
その表情は、いつもの私をからかうような明るい調子だった。


昨日の彼は、少し様子がおかしかった気がしたけれど、今日は昨夜のような憂いのある顔はしていなかった。


「なんだよ、そんなに俺を脱がせたかったの?」


教室の扉の外でまだ、名残惜しそうにモタモタしていた私を見て、彼は苦笑する。


「そ、そんなんじゃないから」


カッーと顔が熱くなりながらまだ、文句を言おうとしたけど、無情にも扉はピシャッと閉められた。

は?なにこれ。


な、なんなのよ、急に、もう必要ないみたいに言って。


だいたい、私は恥ずかしくてイヤイヤ着替えを手伝ってあげてただけなんだから。


やらなくていいなら、その方がいいに決まってるし。


だけど、どうにも納得がいかなくて、首を傾げながら女子更衣室へ移動した。


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