学校一クールなキミのお世話係になりました
やりたくてやってるわけじゃないんだけど、優しくあーんしてあげないと、彼の機嫌を損ねてしまうので仕方なく言う通りにしていた。


「いいなあ、北原。月島さん、俺にも食わせて」


クラスのムードメーカーで、陽気な遠藤君がすかさず冷やかしてくる。


「ダーメ、アンコは当分、俺のもんだから」


彼はシレッとした顔で、とんでもないことを言う。


こらこら北原くん、だからそういう言い方するんじゃない。いらぬ誤解を招くでしょーが。


「お前、ズリィーぞ、可愛い月島さんにそんなことまでやらせて、着替えまで手伝わせてイチャイチャイチャイチャ、見てるこっちが恥ずかしーわ」


「いいんだよ、アンコが罪滅ぼしに何でもやりますって言ったんだから。な、アンコ」


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