俺は、君と恋がしたい。
「あっ、そだ。ゆう!
女嫌いのアンタに申し訳ないんだけど
明後日、空いてるよね??ちょっと
母さんの手伝いしてくれる?お小遣いあげるから!」

唐突に、母親から
必死にお願いされる。

「空いてるよね…って…いや、
まだ、バイトしてないし、空いてるけど…
何?なんの仕事?」

俺は、女嫌いの部分が引っ掛かり
すぐ様、怪訝そうな顔で問いただした。

「え?介護よ?母さんの行ってる…
明日、人手不足だわ、荷物重たいわで
運べる人いないんよね…
ただ、荷物下ろして、中に、運ぶだけ。
また、女性っていっても、母さんくらいの
人しかしないんだけどね…ハハハハハハ…」

母さんは、そう言って
大声で笑った。

俺も、母さんの笑い方に若干引き気味で
笑い返した。


(なんだ……若い女子じゃないじゃん…
じゃ、いっか。小遣い貰えるし。)

俺は、サラッとOKの返事をした。

< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

あやまちは、一瞬のスキ。

総文字数/629

実用・エッセイ(その他)3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
父は言う。 「オレじゃない」 「お前がやったんやろ」 すぐ、母のせいにする。 1回じゃない、 何度も何度も聞いたセリフ。 いい加減、聞き飽きた。 もういい、コイツなんて… そして、気づいた時には、 ナイフを持っていた。
根暗な陰キャ、だけど図太い。こじらせ女子の生活日記。

総文字数/1,805

実用・エッセイ(その他)5ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
学生時代、 教室の隅っこにいるような 存在だった。 居てもいなくても一緒。 むしろ、いると、 けむたがられるような感じで、 グループワークの時は、 すみませんと思いながら 無理に、入れてもらっていた。 人も、人間関係も 学校も、空気も、全てが苦手だった。 ずっと帰りたかった。 でも、いき続けた。 なんでって…
さとうさん。

総文字数/6,185

恋愛(純愛)26ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
日本人に割と多い名前。 ごくごく普通だと 思ってる。 でも、ある日、 ごくごく普通の名前が 輝き出した。 そう、君が現れてから。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop