夢はダイヤモンドを駆け巡る
第七章 ノゾミのノゾキミ

第1話

 これまでの話を整理しよう。とりあえず、新作のパフェのことも、それから小神と被らせまいと考えた末に注文した鯖の味噌煮定食(女子高生らしからぬとは言わせない)のことも、今は忘れよう。

 小神が言っているのはこういうことだ。鞄の中に入れていたノートを破り、わたしは簡単にメモを取る。


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