それでも君を
颯くんに早くと言われれば、やらざるを得ない。



「香織、ごめんねっ」



本当に心からごめんっ!!という気持ちで、軽く頭をホールドする。



「入れるよー。ちょっとだけ我慢してね」



本当にそっとしか支えてなかったのに、香織は声も上げず、ほとんど動かず、少し顔をしかめただけであった。



「はい、お疲れ様。このティッシュ使っていいよ」



「ありがとう、ございます」



はぁぁぁ?あの棒入れられた後でありがとう!?



すごい、すごすぎる。



香織、凄まじくかっこいいよ!!!


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