それでも君を
真ちゃんのこの反応、腕の傷…



「梨央、倒れたんだよ。覚えてる?」



真ちゃんからの質問によって、違和感が確信へと変わる。



夢じゃなかったんだ。



私が覚えている最後の記憶…



「ピンセットが…光って…」



「うん」



「息が、苦しくなって…」



なぜだろう。



言葉にしただけで目が潤む。



あれ、なんで泣いているの?



「わかった。思い出させてごめん」



もう話さなくていいと真ちゃんが遮る。



「まだ熱も高いから今はゆっくり休もう。梨央が安心して眠れるように僕も付き添うから」



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