元姫と隠された真実。



あの日から、私は涼だけを信じていた。


涼は、絶対に裏切らないと思う。


絶対に裏切らない!とは、思えないんだ・・・。


怖いんだ。


裏切られるのが・・・。


もしかしたら、涼も・・・って。


最低だよね。


私って。


「沙羅、どうした?」


「何にもないよ。」


「そうか。」


それから、放課後になって家に帰った。


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