嘘つきは眼鏡のはじまり
放置したお菓子を甘いもの好きな課長が目敏く見つけて食べているのを、泣きそうな顔で見ているのは知っているが知らないふり。

【二十四日。
約束通り、待っている。
来るまで待っているから】

二十二日。
置かれたメモにいつも通り処理する。

今年は暦の関係で二十四日は土曜日で会社は休み。
当然、二十三日も祝日で休み。
今日が最後のチャンスなわけ。

一緒に置いてあったお菓子も、近くのケーキ店に朝一で並ばないと買えないものだったけど、迷わずそのままおやつ置き場に。

大喜びで食べた課長にがっくりとうなだれているあの人は、いつものキラキラお星様が飛んでいないどころか、色褪せて見えるが関係ない。



約束の日。
積んである本から読んでいないのをえら……ぼうとして手が止まる。
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