強がりな私

雅「私、綾が好きだよ」


綾はどこか寂しい目をした



綾「もう遅いんだよ」


雅「なにが遅いの?」


綾「変な所見せて悪かったな。
あと、これ。
みやに渡そうとして悪い。
まじでどうかしてた」


と言ってその袋をポケットにしまった


雅「ねぇ、薬やめれない?
彼女と別れられないの?」


綾「あいつは俺がいないとだめなんだよ」


辛い表情をしながらそう言った綾に私は
涙が溢れた


雅「ねぇ、薬やめなよ
彼女別れなくても薬はだめ」


私は綾の腕を撫でた

前に注射痕があったから
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