人間消去アプリ
すずねのクセ、ここで利用させてもらうよ。


罪悪感はこれっぽっちもない。


自分が幸せになれるのなら、手段は選ばない。


「ありがとう、理央!


じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうね」


そう言って、すずねが私のリュックの中にジュラルミンケースを入れていく。


私の作戦に簡単に乗っかってくれてよかった。


すずねが、円歌と同じ素直な子でよかった。


私とすずねは、中学時代から仲がいい友達同士。


でも、今日から違う。


今日からすずねは、私の友達なんかじゃない。


友達は、そんなに何人もいらない。


心の底から信頼できる子がいるだけでいい。
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