アブナイ王子様たち

ドキドキの正体


わいわい、がやがや。


太陽の日差しが照りつく浜辺。


私は、我妻家の5人とともに、海に来ていた。


なぜ私たちが海に来たのか。


それは、ストーカーを追い払った3日後のこと。


悟さんがこんなことを言いだした。


『ねぇ、明日、全員で海に行かない?


明日は、誠も薫も匠も学校休みだから』


その提案に、誠さんは迷わず賛成した。


薫くんと匠くんは渋々といった様子でOKした。


翔さんは『基本、毎日家にいるからいいか』と、少し悩んでからOKした。


5人だけならまだしも、私までついていっていいものかと悩んでいた。


それに対し、悟さんは『愛海ちゃんの水着、買ってあげるから大丈夫だよ』と笑顔で返した。


5人が迷惑と思わなければ、と思い、私もついていくことにした。
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