好きって言ってよ、ばか。

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目が覚めた時にはいつのまにか8時で、自分が爆睡していたことに気づき、律になぜ起こしてくれなかったのかと怒り、部屋に入ってくるなと言われたからと嘯かれ、帰ってきていた律パパママに笑われた_____


のが昨日のハイライト。

追記、ピザは美味しかったです。


はああ、とため息を吐くと、目の前の席に座った優妃に笑われた。

「どうしたの?」

今は昼休み。

優妃と一緒にお昼を食べているところだ。

「ん〜・・・昨日家に帰ってから爆睡しちゃってさ、夜ご飯遅くなっちゃって、しかも夜眠れなくなって……」

お陰で寝不足だ。
若干フラフラする……。

「あはは、中途半端な時間に寝ると夜寝れなくなるよね!わかるわかる!」

ひとしきり笑った後、優妃はちらりと黒板を見た。

「あ、次の体育の場所体育館だって。今日雨だもんねえ」

「昨日はグラウンドだったのにね。何するんだろう」

「バスケとかじゃない?だといいなあ!」

「あー、優妃は球技得意だもんね…」

運動神経悪い私はひたすら憂鬱……。

チームに迷惑かけるじゃん、それが一番心労。

しかもバスケってさ、走る、ドリブルする、キャッチする、とか動作が多すぎると思う。
そんなこといっぺんにできないから……!

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