👑Emperor bride


窓が微かな音を立てた途端

くろずくめな男が入ってきた。
遂にきたか!!
琴乃は、予想したとおりだ。
そう思った。

すれ違ったあの時の男は刺客な気がした脅してないことは分かってた、ドスの効いた声鋭い目付き。

襲われた時の脳内、シュミレーション済みな琴乃は、トイレに駆け込んだ。
もしもの時、一番安全な場所を
部屋の中で探していた、外に逃げれる確率は低い。なんせ訓練している
刺客なのだから!普通に勝つ訳が無い。

直ぐトイレの
戸を閉め鍵を掛けた。



ドアはガチャガチャガチャガチャ
と音を立てている。
何にも声がしないのが余計に
不気味だ。
シーンとした暗闇にドアを回す音
だけがシンクする。

足と手が自然と震える。
こ、怖い。
ドアノブを両手でシッカリ握る。

カチャカチャと小刻みに震えるドアノブが琴乃の居場所を教えている

パタパタと真っ直ぐにトイレ目掛け足音がする、覚悟しろとばかりに駆け寄ってくる。



バン と激しい音がして
ドアの開く音がした。
カキーンキーンと金属のぶつかる
音が響き琴乃は青くなる。
又何人かの足音が重なる

「怖い」
又ドカドカドカと数人の足音が響き物音が堪らなく高く響く。


「誰か助けて~。」

小さい かすれた声しか出ない。
ドア越しにギラリとした剣がグサリ突き抜けて来た。
顔スレスレに難を逃れたが
一回二回三回立て続けに
グサリグサリと突き抜けて来る。

キャーッ!!悲鳴を上げれば
また剣が突き抜けて来る‼

〃グサッグサッグサッ、〃
ヘナヘナヘナと、腰が抜ける。
「もう、死ぬかもしれない!!」

そんな気持ちに押され逃げる
気持ちも失せた頃…
「琴乃!琴乃大丈夫か?」

恐る恐る刀後の隙間から覗くと
カワンさんが剣を握り締め
立っていた。

「か、カワンさん?」


「早く逃げるのよ。
早くしなさい。」


カワンさんの叫び声で、我に返る
また、黒装束の男が数人入ってきた。

「カワンさんを置いて行け無いよ。」

カキーンキーンカキーン
カワンさんが応戦する。
しかし琴乃を見つけると狙いを
変えて来た。

バッと振り返った時エドワードが
三人衆と入って来た。

カキーンキーンカキーンキーンカキーン
剣のぶつかる音が響いていた。
気づくと腕からポタポタポタポタ
赤い血が落ちてきた。

暫く頭が揺れたと思うと
ふんわりした気持ちになった!それから 先は良く解ら無い。

多量出血による貧血!!
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