愛逢月にレモネードを。
プロローグ
夢を見た。


あたりはどこを見てもキラキラ輝くものばかりで、下は豆粒程度の小ささで街が見える。


目の前にはキラキラの帯みたいなもの。


その向こう側からやってくる、一人の男性。



綺麗な服を着ていた。
着物というか、袴というか、青色の服。

自分の服を見ると、淡いピンク色が光に反射していた。



私は彼と当然のように抱き合い、





「ああ、今世では叶わなかったけれど、どうか来世では」

「彦星様…」




聞いたことのある名前を呼ぶと、

少しずつ私の意識は現実へと引き戻されていった。
< 1 / 35 >

この作品をシェア

pagetop