愛逢月にレモネードを。
やがて放課後になり、先生に呼ばれた私は教室を出る直前
「御門くん、また明日ね」
「…天津でいいから。」
「う…うん!!天津くん、また明日!」
「ん」
見た目はヤンチャだけど、根はいい人なんだろうなぁ、
初友達の嬉しさを噛み締めながら、小走りで職員室に向かった。
「おーきたきた。姫川、生徒会長紹介するね」
「あ、はい」
そう促され、スッと先生の後ろから横に並んだ彼は、一瞬目を奪われるほどの美しい人だった。