夢か現実か〜神様との恋は神級??〜



あぁ、あの夢は今日だったんだ。


それに気づいたときには、地面に足が貼り付いたみたいにその場から動くことができなかった。
例え車が迫ってきて、次の展開が分かっていても…。




考えなくても、今日のわたしは朝から完璧だった。
夢の中で最愛の家族にあって、朝から自由人さんのつくった美味しいご飯食べて、仕事は忙しくても完璧だった。普段褒めたりしない同僚にも褒められた。



全部この瞬間の為だったんだ。



神様は意地悪だ。
わたしよりも、もっとこの結末に相応しい人がいるだろうに。
どうしてわたしを選ぶの?


両親がいなくなってから、親戚も友人も離れて、ずっと独りだった。
それでも立派になれるように、努力して明るく振る舞って、仕事も精進してきた。
< 85 / 190 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop