『遠距離』恋愛。
春。
私、相川日向(あいかわひなた)は今年から産科医として地方の国立病院で働くことになった。
周産期医療が発達していることで有名な病院で、病床数も国内トップクラス。
助産師である母の影響で命の誕生に関わりたいと思い、産科医を志望した。


「相川日向です!よろしくお願いします」
出勤初日。
先輩の産婦人科医、助産師の前で自己紹介を済ませ、大体の仕事内容を把握する。

病院内を回っていても、たくさんの妊婦さんがいて、本当に産科医になったんだなあという実感が湧く。すると、
「新人さん?」
声をかけられた。
「はい!本日からお世話になります、相川日向です!」
「俺、産科医の小宮優介。さっき自己紹介してたらしいけど俺そのとき丁度担当してた妊婦さんのお産があって。相川さん?よろしくね。」
「よろしくお願いします!」

第1印象としては。
身長が高すぎる。
私は155センチとまあ標準よりは少し小柄。
しかし彼は190はあるんじゃないかと思うくらい背が高い。そして、イケメン俳優のような端正な顔立ちが特徴。
彼についている助産師さんたちも彼のファンのようだった。
そりゃあかっこいいからなぁ。
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