大丈夫って言ったって。
4年目の春
暖かくなり始め、ニュースでは桜の開花が多く取り上げられる3月下旬。

お花見をする人々にインタビューしたりお花見の時の便利グッズがテレビで紹介されていたって、関係ない。



私、神野海碧はこの都会の安全を守る消防士。
誰かに憧れたわけではない。ただ人助けのできる職に就きたいと思って就いた職業。この仕事に私はやり甲斐を感じている。


仮眠をとっていたって、食事をしていたって、書類を書き込んでいたって、出動指令が出れば私達は駆けつける。
< 1 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop