学園の王子に気に入られたようですが、この関係って王子と侍女ですよね?-六花の恋ー【完】
教室の扉をブチ壊す勢いで入って来たのは、蒼い顔をした由羽くんだった。
「あ、由羽くんおはよー」
「なに危ないことやってんだバカ!」
え、怒られた?
顔面蒼白でなぜかヨレている由羽くんは怒鳴るなり、私の腕を引いた。
気付いた時にはあったかい腕の中だった。
「ゆゆゆゆゆゆ由羽くん⁉」
何してるの由羽くんは! ここ教室! 由羽くんの胸に顔を押し付けられていて周りは見えないけど、ざわつきだしているのはわかる。
「お願いだから危険なことしないで……俺が死ぬかと思った……」