学園の王子に気に入られたようですが、この関係って王子と侍女ですよね?-六花の恋ー【完】
「うん」
続きを促すように相槌をうつと、那也はがばっと顔をあげた。
「みんなはお祝いしてるのに、私なんにも出来てない!」
「え……」
お祝い?
そしてまたうつむく那也。
「私だってちゃんとお祝いしたいのに、そもそもさっきまで知らなかったし――だから、知ってたみんなへのその……意地の悪い気持ちが出ちゃって、由羽くんに八つ当たりした、みたいな……」
――――。
「那也」