ストーカー
「うん、家の中なら平気……」


「そっか、それなら良かった」


璃桜はホッとしたようにほほ笑んで水を飲んだ。


「今日の合コンだってさ、あの男たちは遙目的で集まったんだろ? それ聞いて、シャッター音ももしかして誰か知らない男が……って、思ってさ」


そう言われると徐々に怖くなってきてしまう。


あたしは自分の体を自分で抱きしめた。


「やめてよ璃桜。シャッター音は確かに聞こえて来るけれど、勘違いかもしれないしさ」


あたしはあえて明るい声でそう言った。


昨日からゲームもほどほどで終わるようにしているし、きっと変化するはずだ。


「そうだよな。まぁ、ひとまずは安心した」


璃桜はそう言い、カレーの残りを平らげたのだった。
< 31 / 244 >

この作品をシェア

pagetop