グリーンピアト物語~醜い妖精とイケメン君~(完結)
 クローゼットに用にされていたパジャマは、ノエリにピッタリのサイズだった。

 落ち着いた茶系の可愛い水玉模様のフリースのパジャマ。

 
「こんな可愛いの、着た事がないなぁ・・・」

 
 服を脱いでバスルームに入ると、広々としたバスルームにノエリはまた驚かされた。

 バスタブも広く、洗い場も広い。

 シャワーの前には鏡もあり、シャンプーやリンスも男性用と女性用が用意してある。

 ボディーソープは、優しいオレンジ系の香りがする。

 体を洗うタオルもちゃんと2枚用意されている。


 これも夢だから、いつか覚める。

 覚めない間は流れに逆らわない方がいいのかもしれない。

 ノエリはそう思いながらシャワーを浴び始めた。



 フッとバスタブに浸かって一息つくノエリ。

 すると・・・

「ねぇ、湯加減はどう? 」

 突然ジックニーの声が聞こえて、ノエリは驚きバスタブの中で背を向けた。

「ち、ちょうどいいです・・・」

 少し慌てた声で答えるノエリ。

「よかった、寒いからしっかり温まってね」

 それだけ言うと、ジックニーは去って行った。

 ほっとするノエリ。


 もしかしたら、入ってくるんじゃないかと思った・・・。


 ドキドキと高鳴った鼓動を、落ち着かせるため、ノエリは深呼吸した。


 夢なのに、こんなのドキドキさせられたら心臓が持たないかもしれない。


 そう思いながらも、湯舟から香ってくる入浴剤の香りが甘くて、ホッとさせられたノエリ。



 
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