グリーンピアト物語~醜い妖精とイケメン君~(完結)
「俺がノエリに出会ったのは、きっと、産まれる前から約束されていた事だと思っているよ。だって、ノエリに会った時。すごく懐かしくて、やっと会えたって思ったから」

 ノエリはそっと、ジックニーを見上げた。

「私も・・・お会いした時に、なんだかずっと待っていた人のように思えました。・・・あの時は、自分を否定していて。その気持ちに素直になれなくて・・・。こんな日が来るなんて、思ってもいなくて・・・」

「まだ、現実って実感できない? 」

「できるような、できないような・・・。なんだか、まだ夢のような気持ちです」

「じゃあ、もっとちゃんと実感しよう」

「え? 」

 じっと見つめてくるジックニーの目がとても熱くて、ノエリはドキドキと鼓動が高まって行った。


 そっと、ノエリの前髪をかき上げるジックニー・・・。

「・・・ノエリの事、ますます好きになったよ。・・・愛しているよ、ノエリ・・・」

 チュッと、ノエリの額にキスをするジックニー。


 額に・・目に・・・鼻に・・・頬に・・・唇に・・・

 軽いキスから、ついばむキスになってゆく・・・。


 2人の激しいキスの音がリビングに響き渡っている。

 キスがだんだん降りてきて、ジックニーの唇がノエリの首筋を這う・・・。


 スーッと、ノエリの服の中にジックニーのしなやかな手が入ってきて、ギュッと胸を掴んだ。

「っ・・・」


 初めての感覚に、ノエリは小さく吐息を漏らした。

「・・・ノエリ。・・・あっち行こうか・・・」

 寝室を指さすシックにーに、ノエリはそっと頷いた。

 
 優しくノエリを抱きかかえて、ジックニーは寝室へと向かった。  


 






  


 


  



 
 


 






 

  



 



 
 
 

 



 

 





 

 






 


 



 





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