【短】Candy Girl
あたしはキャラメルをひと粒口に放り込むと、かたん、と席を立ちそのまま教室を後にした。
あとから文句言われても、どうでもいいや。
怒られる理由も特に無いし。
そう思って、校門を一人で出ようとすると、朝目の合ったあの男子がぽつんと立っていた。
「あ、麻倉さん!良かった、会えて。…あの…オレ、ずっと」
え?
これって?
まさかこの展開って……?
「好き、なんだ…」
「あ…うん……」
「で…良かったら……付き合って欲しいんだけど……」
「え…あ、あの、…」
こういう時、どうしたらいいんだろ?
ちゃんと断らなくちゃ、だよね?
「あの…その気持ち、凄く嬉しいんだけど…あたし好きな人がいて…」
「そっか…あの…いつも一緒にいる奴だよね?」
「っ!バレてた…?」
「うん。だと思ってた」
そう言って、彼ははははっと笑った。
あとから文句言われても、どうでもいいや。
怒られる理由も特に無いし。
そう思って、校門を一人で出ようとすると、朝目の合ったあの男子がぽつんと立っていた。
「あ、麻倉さん!良かった、会えて。…あの…オレ、ずっと」
え?
これって?
まさかこの展開って……?
「好き、なんだ…」
「あ…うん……」
「で…良かったら……付き合って欲しいんだけど……」
「え…あ、あの、…」
こういう時、どうしたらいいんだろ?
ちゃんと断らなくちゃ、だよね?
「あの…その気持ち、凄く嬉しいんだけど…あたし好きな人がいて…」
「そっか…あの…いつも一緒にいる奴だよね?」
「っ!バレてた…?」
「うん。だと思ってた」
そう言って、彼ははははっと笑った。