ただひたすらに君を想う

始まり

裏方スタッフの照明さんに憧れて裏方の専門学校へ入学した。

女優を目指しつつ照明を学ぶという普通とは違った考えだと自分でも思う。

そんな私_咲野明菜 19歳。

普通にオシャレをしてこれまで割と壮大な恋愛をしてきた。

そんな自分_彼氏ができないこと、家族の問題、お金関係、寂しさもあってと高校生の時同じバイト先だった同級生に連絡をした。

当時定時制高校に通う同い年の男の子_大政宏斗

高校を卒業してからは連絡は取っておらず、と言ってもバイト先で話すこともそんなになかった。

一年ぶりに連絡をする。
でも、なんて送ったらいいかわからなくて結局スタンプ一個送ってた。

今思えばどうしてあんまり話もしていなかった彼に連絡を取ろうと思ったのか分からない。

ただその時の気まぐれが必然だったのかとすら思うんだ。