素肌に蜜とジョウネツ

「あと―…この際だから、言っておきたい事がある」

「な、なんですか……?」

「夜の副業、もう辞めないか?この間みたいな事もあったし、何時、どんなルートで会社にバレるかわからないぞ」

「……」


やっぱり、心配してくれてるのかな。

ストーカーまがいの事件もあった後だし……

ただ、


「それは―…上司としての言葉ですか?」


どういう立場での言葉なのか、確認してみたい。


「まさか」

「……」


「瀬名籐子に惚れてる一人の男として、に決まってるだろ」


その言葉を聞いた瞬間、不覚にも、また泣きそうになった。

嬉しくて、

単純に、嬉しくて。


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