優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
だから、感謝を込めて、私はみんなに提案した。

忙しい中、本当にいろいろ私を支えてくれてるから、オープンしてからのお手伝いは無償の代わりに、家賃は受け取らないことにした。

同居人というより、一緒にペンションを経営する仲間として…そうしたかった。

しばらくは、そうしておいて、ペンションの収入が安定したら、バイト代として払えるようになればいいなと思った。

みんなは、最初は、申し訳ないと言ってくれてたけど、いろいろ話し合って、私が押し切る形で、最後は了承してくれた。

それだけは、譲りたくなかったから、本当に良かった。

それから、私達は、オープンまで、慌ただしくも、待ち遠しい日々を過ごした。

それぞれに、やるべき事をしっかりやりながら…


そして、長かった寒い冬も越え、いよいよ待望のペンションのオープンが近づいた。
< 160 / 180 >

この作品をシェア

pagetop