優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
悩み相談
『私、何でも聞くから、良かったら話して…少しでも祥太君の気が楽になればいいなって思うから…』

『…結菜ちゃん、ありがとう』

元気がないな…祥太君。

『とにかくサンドイッチ食べて。美味しいんだよ、このサンドイッチ。ゆっくり食べてね』

私は、紅茶を継ぎ足した。

食べ方が綺麗で、育ちの良さがうかがえる。

横顔が本当に素敵な祥太君。

下を向いた時に、少し垂れ下がる前髪が、とても男の色気を感じさせた。

大人びた魅力的な顔立ちに、思わず見入ってしまう。

『本当に美味しいね、さすが颯。お腹すいてたから…全部食べたよ、ご馳走さま、ありがとう』

私はうなづいて、そして、ゆっくりと言った。

『祥太君…食べてすぐで申し訳ないけど、今抱えてるもの、良かったら、全部吐き出して…』

『…うん。今、2人きりだしね。結菜ちゃんに心配はかけたくないけど、でも…聞いて欲しい』

『もちろんだよ、何でも言って…』



< 41 / 180 >

この作品をシェア

pagetop