Campus Love～学内恋愛～

「じゃあ、これからは、ユウキって、呼ぶね」。



「あっ、そう言えば、ユウキ、ケータイの番号とメアド教えてよ」。



「いいよ、えーとねえ、０９０……」。



「赤外線は？」



ユウキはケータイの「赤外線通信機能」のことは知っていたが、使ったことはなかった。



サラはユウキのケータイを取り上げて、「えーと、たぶん、ここで、こうすれば……」とユウキの携帯をいじり始め、自分の携帯と重ねて、「はい、これでＯＫ］とケータイをユウキに返してくれた。



ユウキは、リカの古くて裏側のバッテリーのフタもないボロボロのケータイの方が気になったが、ちょっとジェネレーションギャップ。