この結婚の行方は・・

そもそも私には恋人がいる。

恋人・・・
相澤 丈太郎
(あいざわ じょうたろう)27才
丈太郎とは、幼稚園から
ずっ~と一緒。

丈太郎の両親は、二人ともお医者さん
(母)亜季ちゃんは、産婦人科医
(父)尚ちゃんは、外科医
丈太郎もお医者さんで内科医
190センチある高身長
モデルにスカウトされるくらいの顔立ち
(あま~いマスクをしている)

私の両親は、私が13才の時
仕事で海外にいく途中
飛行機事故で亡くなった。

とても優しい両親で
私の事も大事に大切に
育ててくれた。
その上、両親はとても仲良くて
海外にいくときは
必ず夫婦で行く二人だった。

両親を亡くした時
丈太郎や丈太郎の両親が
いなかったら・・・
私は・・今・・こうしていない。

大好きな両親のそばに行くと言って
何度も····自殺を······繰り返し······
丈太郎の両親に助けられた。

一番献身的に尽くしてくれたのは
丈太郎だった。

おじいちゃまとおばあちゃまは
隠居生活をしていたが
おじいちゃまは、
直ぐに会社の経営に戻った。

元から体の弱いおばあちゃまは
子供夫婦を亡くした上に
孫である私の自殺行為に
体調が不安定になり
体調を考慮して隠居生活の為に
建てたお家にいる。

おばあちゃまの執事・甲斐さんと
調理師と清掃の方と四人で
暮らしている。

甲斐家は、歴代、古河家の執事として
勤めてくれている。
だから、甲斐さんは何代目かな
ああ、もうわからない。

おじいちゃまは、会社の経営で
忙しいから、私は家に一人でいる
家には、調理師と清掃の方と三人だ。

二人は通いで来て貰っているから
夜は、一人。

定期的に、
おばあちゃまにも電話をして話をする。

おばあちゃまの家にも行ったり······
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