孤独であった少女に愛情を
今日は土曜日。

朝食を取ると、先生は行きたい所があると私を連れ出した。

「どこに行くんですか?」

私は、運転をする先生にそう聞いた。

「どこだと思いますか?」

私は、質問を質問で返されふてくされた。

マンションやらビルやらが通り過ぎていき、次第に緑が見えてきた。

「僕の実家です。」

先生は緑の景色を眺めてそう言った。

緑の中に大きく立つ門。

その門が開くと、先生の車は中にどんどん入って行く。
そのうち博物館なのか?と思うような大きなお屋敷が見えてきた。

「これが先生のご実家ですか。」

私はもはや驚きを通り越して口をポカンと開けた。
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