佐藤くんはゆるい
「瀬戸!車いす!」

「こっちの方が早い!」

瀬戸さんは車いすを持ってきてくれた

長田さんを無視してブランケットと

自分のスーツを掛けて私を

お姫様抱っこして自分たちの診察室に

運ぶ。

「長田と高野!俺らの診察室に運ぶから毛布
と点滴…体温計も持ってきて!」

「ハァ…また…めいわく…かけた…
ハァッ…ごめんなさ…い…」

「わかったから!もう喋るな!」

私は瀬戸さんの腕の中で荒い呼吸で

頑張って息をする。
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