佐藤くんはゆるい

俺の腕の中で過呼吸で震え、意識が朦朧と

している高橋さんを見て周りの人、

それに悠一も酷く驚いていた。

警察官の一人がやってきて

「お友達ですか?」

と俺ら二人に訪ねてきたから

「はい。これから遊びに行く予定で…」

と悠一が答えた。

「彼女を交番の医務室へ連れて行ってくださ
いますか?私達はあの男を連れて行くので
着いてきてくださったら。」

「はい。わかりました。」

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