元姫と隠された真実Ⅱ
「おい、沙羅行くぞ!」
私達は、急いで病院に向かった。
裕也たちの病室に着いて、ドアを開ける。
「裕也、湊!」
「お、おう!」
「すみません、僕たちがへましちゃって・・・。」
「大丈夫なの!?」
私は慌てて聞く。
「あぁ、少し骨いっちゃった位だし。大丈夫だよ。」
「沙羅さん、心配しなくてもいいですよ。」
その言葉に、私は安心した。
でも、次の言葉を聞いて私は固まってしまった。