元姫と隠された真実Ⅱ
【沙羅side】


目が覚めると、体がすごく痛かった。


「りょ、う・・・?」


目の前に、涼がいた。


あ、透馬もいる。


「あぁ。誰にやられた?」


そう聞かれて、一瞬何のことかよく分からなかったけど思い出してこう言った。


「え?あぁ、そっか。・・・紅龍だよ。」


そう、紅龍にやられた。


「やっぱりな。」


涼は、怒ったようにそう言った。


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