元姫と隠された真実Ⅱ



少し微笑みながら言った。


「すみま・・・、せんでした・・・っ!」


要人が、泣きながら言った。


「相変わらず、見た目に合わず泣き虫だね。」


私は、少し笑いながら言った。


そういって、ハンカチを差し出した。


それを受け取った要人は、目を赤くさせて笑った。


「はっ、うるせぇよ。」


「むっ!生意気な!」


私は、要人をこついた。


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