ゴースト。
ゴースト。
「全てはゴーストなのよ」とナジカ。

「どういうこと?」とあたし。
あたしはマリオンだ。惑星ソルムノヴィエのバーだ。

「酔ってるときには記憶を吐き出したくなるの。
で、それがゴーストよ」とナジカ。

ナジカは昔ヒーローのような活躍をしていたらしい。

思い出。
メモリー。ゴースト。

たぶんみんなゴーストを背負っている。

サラバンがいった。

「何か食べないか?」と。

ナジカはふっと微笑んだ。

「不思議ね。
こういうときでもお腹が空くのよ」とナジカ。

「ピザでも食べよう」とあたし。
「いいな。
それでだな、この店のピザはだな」とサラバンがいった。

「はあ。
ゴースト」とあたし。

あたしにゴーストはあるのだろうか?
ふと思い返す。
いや、誰にでもゴーストはあるのだ。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

あたしはセブンー秘密の花園ー
しを/著

総文字数/24,201

ファンタジー89ページ

表紙を見る
恋愛イデアル続編
しを/著

総文字数/24,506

恋愛(学園)107ページ

表紙を見る
人から神への形代に
しを/著

総文字数/257

ファンタジー1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop