潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
「私が一体…何をしたって言うのよ!」


真面目なんてクソ食らえだとぎゅっと手を握りしめる。
零れ落ちそうで溢れない涙を目に浮かべたまま、私は悔しい気持ちを胸にして空を仰いだ。

空には、どんよりとした雲が広がり始めていた。
淀んだ空の下、ネオンだけがギラギラと輝いて見えた。


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